医療

内部障害とは?定義と7種類の分類を解説(福祉住環境コーディネーター)

内部障害とは内臓の障害のこと

内部障害とは、心臓、血管、呼吸、排せつ、消化、免疫など内部機能(内臓)の障害のことです。

内部障害は言葉の通り、体のなかの障害であるため一見して障害があるようには見えませんが、生命の維持に必要な機能の障害なので日常生活が大きく制限されます。

内部障害とは、体の内部に障害があることをいいます。外見からは分からないのですが、疲れやすかったり、携帯電話の電波が悪影響となったり、トイレに不自由したり、タバコの煙で苦しくなったりするなど、周囲の方の理解と配慮を必要とする障害です。

内部障害の7つの分類

内部障害は以下の7つに分類されます。

  1. 心臓機能障害
  2. 腎臓機能障害
  3. 呼吸機能障害
  4. 膀胱直腸機能障害
  5. 小腸機能障害
  6. 肝臓機能障害
  7. ヒト免疫不全ウィルスによる免疫機能障害

心臓機能障害

心臓機能障害とは、全身に必要な血液を送り出す心臓の循環機能が低下した状態のことです。

具体的な症状として、不整脈、虚血性心疾患、狭心症、心筋梗塞、心不全などが起こります。

心臓の収縮のリズムが不規則な人は「ペースメーカー」という医療機器を胸部に埋め込んでいます。

腎臓機能障害

血液を浄化する機能が低下して、体液の恒常性が維持できない状態です。(慢性腎不全)

体に有害な老廃物や水分を排泄することができなくなって、からだに不必要な物質や有害な物質が体の中に蓄積してしまいます。

呼吸機能障害

肺の機能が低下したことにより、酸素と二酸化炭素の交換がうまくできなくなる状態のことです。

具体的には、呼吸慢性気管支炎、慢性肺気腫、慢性呼吸不全などが挙げられます。

呼吸器機能障害のある方の中には、酸素吸入するために、常に酸素ボンベを携帯している人もいます。

膀胱直腸機能障害

尿をためる膀胱、便をためる直腸が、さまざまな病気のため機能低下または機能を失った状態のことです。

通常の部位からの尿や便の排泄できず、排泄物を体外に排泄するための人工肛門・人工膀胱を造設する方(オストメイト)もいます。

小腸機能障害

小腸の広範囲に及ぶ切除や病気によって、小腸の機能が不十分になった状態のことです。

消化吸収がうまくできず、通常の経口摂取では栄養維持が困難な方もいます。

肝臓機能障害

肝臓の機能が低下した状態のことです。

倦怠感(だるさ)、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、出血傾向(あざができやすい)、易感染性(感染しやすい)、吐血、意識障害などが生じやすくなります。

ヒト免疫不全ウィルスによる免疫機能障害

HIVウイルスに感染すると、白血球の一種であるリンパ球が破壊され、免疫機能が低下します。

そのため、発熱・下痢・体重減少・全身倦怠感などが現れます。特定の病状があらわれるとエイズ(後天性免疫不全症候群)の発症となります。

内部障害の人が困ること

  1. 優先席に座りづらい
  2. トイレに困る
  3. タバコの煙
  4. 風邪をひきやすい

まとめ

ペースメーカー

電気の刺激を使って体に必要な脈拍を作る医療用の機器のこと。

パウチ

尿や便をためておくための袋